「生成AIパスポート、合格率8割って聞いてたのに落ちた…」と、不合格の通知を二度見してこの記事にたどり着いた方も多いはずです。
結論からお伝えすると、落ちても次の試験回で受け直せますし、原因を1つに絞って演習中心に切り替えれば、2〜4週間の準備で再合格を十分に狙えます。
試験を運営する生成AI活用普及協会(GUGA)の公式サイトによると、2026年8月回の合格率は81.21%でしたが、それでも6,178名が不合格になっています。落ちたのは、あなただけではないんです。
実は僕も、公式テキストで独学して一度落ちています。その経験も交えながら、次の回で取り返すための進め方をまとめました。
この記事では、GUGAが公表している直近4回の試験結果をもとに、落ちる原因・合否メールの見方・次の受験日と費用・再合格までの勉強プランを順番に整理しました。会社の指示で受けて落ちてしまった方向けに、社内での動き方もまとめています。
生成AIパスポートに落ちた人はどれくらい?直近4回の合格率と不合格者数
GUGAの公式発表によると、2026年の4回の試験では合計18,513名が不合格になっていて、合格率はどの回も8割前後でした。
「8割が受かる試験で落ちた」と思うと落ち込みますよね。でも人数にすると、1回あたり約2,000〜6,000人です。まずは直近4回の結果を、不合格者の人数と一緒に確認しておきましょう。
2026年2月〜8月回の合格率と不合格者数
下の表の受験者数・合格者数・合格率はGUGAの公式発表の値で、不合格者数は「受験者数−合格者数」で算出した人数です。
| 試験回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 不合格者数(算出) |
|---|---|---|---|---|
| 2026年8月 | 32,877名 | 26,699名 | 81.21% | 6,178名 |
| 2026年6月 | 21,752名 | 17,380名 | 79.90% | 4,372名 |
| 2026年4月 | 9,436名 | 7,487名 | 79.35% | 1,949名 |
| 2026年2月 | 28,415名 | 22,401名 | 78.84% | 6,014名 |
| 4回の合計 | 92,480名 | 73,967名 | ― | 18,513名 |
出典:GUGA公式の試験結果発表(2月回・4月回・6月回・8月回)、2026年9月26日確認。
2026年8月回の受験者32,877名は公式発表で過去最多とされていて、不合格者も6,178名と4回の中でいちばん多くなりました。受験者が増えるほど、準備不足のまま受ける人も一定数まざってくるんですよね。
合格点は公式が「非開示」
何問取れば受かるのかが気になりますが、GUGAは公式Q&Aで、合否の基準点や採点の詳細を開示していません。
GUGA公式のよくある質問には、「合否に関する基準点や採点の詳細については開示しておりません」と書かれています。
ネット上で見かける「7割で合格」「8割必要」といった数字は、どれも公式の値ではありません。ボーダーを当てにして点数を逆算するより、全分野で取りこぼしを減らすほうが現実的です。
累計の受験者数と有資格者数には約3万の差がある
2026年8月回の時点で、公式発表の累計受験者は148,487名、累計有資格者は118,022名です。
単純に引き算すると約3万の差があり、同じ人が複数回受けている場合もあるので不合格者の人数そのものではありませんが、一度つまずく人は決して少なくないことが分かります。
合格率は8割前後でも、毎回数千人が落ちています。合格点は非開示なので、「何点足りなかったか」ではなく「どこで取りこぼしたか」を探すのが、次の回への近道です。
では、その取りこぼしはどこで起きやすいのか。まずは僕自身の失敗から、どこでつまずいたのかをお話しします。
僕が生成AIパスポートに落ちた理由【体験談】
僕は生成AIパスポートの公式テキストを購入して、独学で試験に臨みましたが、結果は不合格でした。
理由ははっきりしていて、公式テキストが想像以上に分厚く、試験当日までに最後まで読み切れなかったことです。
「量が多い」というだけで学習の手が止まってしまい、範囲を網羅しきれないまま受験することになりました。今は、次の試験回に向けて再挑戦を予定しています。
悔しい結果でしたが、同じように落ちた方が次の回で取り返すヒントになればうれしいです!
落ちてみて分かったこと
この経験から言えるのは、公式テキストを頭から完璧に読み込もうとするやり方は、分量によっては挫折しやすいということです。
テキストを一通り眺めたら早めに問題演習に切り替えて、間違えた範囲だけテキストに戻って読み込むほうが、最後まで続けやすいと僕は考えています。
通勤時間などのスキマ時間に少しずつ問題に触れるのも、分厚いテキストと毎日じっくり向き合うよりハードルが低いはずです。この考え方は、このあとの「落ちる原因」と「再合格の勉強法」の章で具体的な進め方に落とし込んでいきます。
生成AIパスポートに落ちる原因4つ

生成AIパスポートに落ちる原因は、知識が足りないことよりも、準備の順番と本番の進め方にあることがほとんどです。
僕自身の失敗や、ほかの受験者の体験記を読み比べると、つまずき方はだいたい同じ形に分かれます。自分がどれに当てはまるか、思い出しながら読んでみてください。
原因1:テキストを最初から完読しようとして時間切れ
いちばん多いのが、公式テキストを1ページ目から丁寧に読み進めて、後半の章に手が回らないまま試験日を迎えるパターンです。
公式テキストはAIの歴史から法律・倫理まで幅広くまとまっているぶん、分量があります。前半は何度も読んだのに、後半のリスクや法律の章は一度しか目を通していない、という偏りが起きやすいんです。
後半ほど暗記が必要な用語が多いので、ここが薄いと点が伸びません。僕もこのパターンでした。
原因2:問題演習が足りず「わかった気」のまま受けた
テキストを読んで理解したつもりでも、四択の問題で正解を選べるかどうかは別の力です。
生成AIパスポートは四肢択一式で、一部に複数選択の問題もあります(GUGA公式の試験概要による)。似た用語が選択肢に並ぶと、読んだだけの知識では迷ってしまうんですよね。読むのと解くのは別物です。
問題を解いて間違え、その範囲をテキストで確かめ直す往復が足りないと、本番で「見たことはあるのに選べない」問題が増えていきます。
原因3:シラバス改訂を見落として古い教材で勉強した
GUGAの試験概要には「毎年2月を基本として年1回以上の頻度でシラバスの改訂を行っています」と書かれています。
2026年の試験向けの公式テキストは第4版(2026年2・4・6・8・10月試験向け)です。知人から譲ってもらったテキストや、中古で安く買った旧版で勉強していた方は、出題範囲とずれていた可能性があります。
ネットの無料記事や動画も、作られた時期によっては古いシラバスのままです。版の違いは要注意です。教材の対応年度は、表紙や商品ページで確かめておきましょう。
原因4:60分60問の時間配分を決めずに本番に入った
試験時間は60分で問題数は60問なので、平均すると1問あたり1分しかありません(GUGA公式の試験概要による)。
序盤の難しい問題で考え込むと、最後の10問ほどを急いで解くことになり、分かるはずの問題まで落としてしまいます。時計を見る習慣が要ります。
IBT方式はオンラインで受ける試験なので、受ける場所やパソコン・通信の環境は自分で整えることになります。その準備に気を取られて、ペースまで考える余裕がなかったというケースも少なくありません。
当てはまる原因が1つでも、2つ重なっていても大丈夫です。次の章で合否メールを見返して、「どの分野で」取りこぼしたのかまで絞り込んでおくと、再受験の準備がぐっと短くなります。
合否メールの得点集計から弱点を洗い出す方法
GUGAの公式Q&Aによると、合否通知メールには、試験ごとに全受験者の得点を集計・分析した結果が記載されます。
ここで押さえておきたいのは、個人ごとの細かい得点表というより、全受験者の集計という書き方になっている点です。公式Q&Aには「メール内の記載内容については、試験ごとに変更される場合がございます」ともあるので、手元のメールに何が載っているかを自分の目で確かめましょう。
メールはすぐ消さずに保存しておく
不合格のメールは見返したくないものですが、次の回の対策にいちばん使える資料でもあります。
メールアプリのフォルダに移すか、スクリーンショットで残しておくと、勉強を再開したときにすぐ開けます。
全体の傾向と自分の手応えを並べる
集計の中に、全体として得点が伸びにくかった分野などの傾向が書かれていれば、それを自分が本番で迷った問題の記憶と突き合わせます。
全体でも自分でも苦戦した分野は、テキストの説明が頭に残りにくい範囲だと見ておきましょう。逆に、全体では取れているのに自分だけ迷った分野は、単純に読み込みが足りていない可能性が高いです。
記憶は数日で薄れます。
メールが届く前でも、覚えている限りで「迷った問題のテーマ」をメモに書き出しておくと、照らし合わせがずっと楽になりますよ。
メモに残しておきたいのは、次のような項目です。
- 選択肢を2つまで絞ったのに決めきれなかった問題のテーマ
- 聞いたことのない用語や法律・ガイドラインの名前
- 時間が足りなくなったのは何問目あたりだったか
- 受験中に気になった環境面のトラブル(通信・カメラ・周りの音など)
最後の2つは知識の問題ではないので、勉強ではなく当日の段取りで直せる部分です。ここが原因だった方は、次の回の準備がかなり軽くなります。
4つの箱に仕分けて、読み直す範囲を決める
書き出したテーマは、自分用に大きな4つの箱に仕分けて、それぞれに手応えを付けておくと、次に何をすればいいかが見えてきます。
| 自分用の箱 | 入るテーマの例 | 手応えが「自信なし」なら |
|---|---|---|
| AIの基礎 | AIの歴史、機械学習の種類 | 用語と意味をセットで覚え直す |
| 生成AIの仕組み | 大規模言語モデル、マルチモーダル、プロンプト | 仕組みの図をテキストで見直し、自分の言葉で説明してみる |
| ビジネス活用 | 文書作成・要約・分析などの使いどころ | 普段の仕事の場面に置き換えて問題を解く |
| リスク・法律・倫理 | 著作権、情報漏えい、ハルシネーション、個人情報 | 法令名・ガイドライン名を正確に覚え直す |
この4つの箱は公式の配点区分ではなく、復習しやすくするための自分用の分け方です。「自信なし」が付いた箱だけを読み直し、問題で確かめる流れにすれば、全部を最初からやり直す必要はありません。
弱点の箱が決まったら、次は「いつ受けるか」です。日程と費用を確認しておきましょう。
次はいつ受けられる?再受験の日程と費用

生成AIパスポートは年5回(2・4・6・8・10月)実施されているので、落ちた回の次の回に申し込めば、おおむね2ヶ月後に再受験できます(GUGA公式の試験概要による)。
ただし好きな日にすぐ受け直せるわけではなく、回ごとに申込期間と受験期間が決まっています。申込を逃すと、次の次の回まで待つことになるので注意してくださいね。
落ちた回ごとの「次に受けられる回」
| 落ちた回 | 次に受けられる回 | 間隔の目安 |
|---|---|---|
| 2月回 | 4月回 | 約2ヶ月 |
| 4月回 | 6月回 | 約2ヶ月 |
| 6月回 | 8月回 | 約2ヶ月 |
| 8月回 | 10月回(申込は2026年9月30日まで) | 約2ヶ月 |
| 10月回 | 翌年2月回 | 約4ヶ月 |
GUGAの8月回の結果発表ページによると、2026年10月回の申込は2026年9月30日(水)23:59までで、受験期間は10月1日(木)0:00から10月31日(土)23:59までです(2026年9月26日確認)。
2026年8月回に落ちた方は、この締切に間に合えば約1ヶ月後には再挑戦できます。申込は9月30日までです。
締切に間に合わなかった場合や、準備の時間をしっかり取りたい方は、公式の日程で見ると次は2027年2月回です。GUGA公式の試験概要に載っている2月回の日程では、申込期間が10月1日から1月31日まで、受験期間が2月1日から2月末までとなっています。
再受験にかかる費用
GUGA公式の試験概要で確認できる受験料は、一般が11,000円(税込)、学生が5,500円(税込)です。再受験のときも、この受験料をあらためて支払って申し込みます。学生は一般の半額です。
| 項目 | 金額・条件(税込) |
|---|---|
| 受験料(一般) | 11,000円 |
| 受験料(学生) | 5,500円 |
| 公式テキスト第4版 | 電子書籍版1,782円/製本版1,980円 |
| 団体受験(GUGA会員) | 受験費用・公式テキスト購入費用ともに20%割引 |
| 団体受験(非会員) | 10名以上の申込で受験費用・公式テキスト購入費用ともに10%割引 |
出典:GUGA公式 試験概要・よくある質問(2026年9月26日確認)。
第4版のテキストを持っている方は、公式の表記どおり2026年10月回までは同じ版で受けられます。2027年2月回に回す方は、シラバス改訂で新しい版が出ていないかを買う前に公式サイトで確かめておくと安心ですよ。
再挑戦のたびに11,000円かかるぶん、次で決めたいところですよね。合格すれば受講料が返ってくるタイプの対策講義もあるので、費用面のリスクを抑えたい人は選択肢に入ります。
すぐ再受験か、1回空けるか|判断フロー
すぐ次の回を受けるか迷ったら、「原因を絞れたか」「申込締切に間に合うか」「勉強時間を取れるか」の順で考えると決めやすくなります。
落ちた直後は「すぐ取り返したい」気持ちが強くなりがちですが、原因があいまいなまま同じ勉強を繰り返すと、同じところでつまずきます。気持ちが落ち着いたら、一度この順番で整理してみましょう。原因が先、日程は後です。
次の回に申し込んでいい人
- 落ちた原因が「演習不足」「時間配分」など、はっきり1つに絞れている
- 次の回の申込締切までに申し込める
- 受験日までの数週間、平日の短い時間でも勉強を続けられる
本番の手応えで「あと少しだった」と感じている方は、知識が抜けないうちに次の回で受けるほうが有利です。テキストの内容が頭に残っている状態で演習を積めば、準備期間は短くて済みます。
1回空けたほうがいい人
一方で、テキストの後半をほとんど読めていなかった人は、1回空けて範囲全体を回してから受けるほうが結果的に早いことがあります。
繁忙期と試験期間が重なる方も同じです。受験期間は1ヶ月あるので、その中で落ち着いて60分を確保できる日があるかも考えて決めてくださいね。
10月回に落ちた人は「4ヶ月」の使い方がカギ
GUGA公式の日程では10月回のあとは11月から1月まで試験がないので、10月回に落ちた場合だけ次の2月回まで約4ヶ月あきます。
時間があるぶん、12月ごろまで勉強を止めてしまう人も出てきます。GUGAはシラバスの改訂を毎年2月を基本に行うとしているので、年明けに最新版の教材を確かめてから、1月に演習を集中させる流れが組みやすいですよ。
迷ったときの目安は、「原因が1つに絞れていて、締切に間に合うなら次の回」。どちらかが欠けるなら、1回空けて準備を固めるほうが、受験料11,000円を無駄にしにくくなります。
受ける回が決まったら、いよいよ勉強のやり直しです。次の章では、再受験向けに組み直した2〜4週間のプランを紹介します。
再合格するための勉強法|2〜4週間プラン
再受験の勉強は、テキストを最初から読み直すのではなく、問題を解いて間違えた範囲だけテキストに戻る「逆引き」で進めるのが近道です。
一度受験している方は、試験の雰囲気も出題の形式も知っています。足りないのは全体の知識ではなく、合否メールと手応えで見つけた弱点の部分なんです。
テキストは「通読」より「逆引き」で使う
逆引きの流れはシンプルで、問題を解く→間違えたテーマをテキストで探す→その節だけ読み直す→同じテーマの問題をもう一度解くの繰り返しです。
最初から通読すると、すでに分かっている前半に時間を取られ、弱点の後半にたどり着く前に疲れてしまいます。逆引きなら、読む量は自然と弱点に集まります。読むのは弱点だけです。
間違えた問題には印を付けておき、2回目も間違えたものだけを試験直前の見直しリストにすると、最後の数日で確認する範囲がはっきりしますよ。
残り期間別の再受験プラン
次の回までの残り期間に合わせて、2週間と4週間の2パターンでプランを組みました。平日は短い時間、週末にまとめて演習する前提です。
| 時期 | 2週間プラン | 4週間プラン |
|---|---|---|
| 1週目 | 問題集を1周し、間違えたテーマを4つの箱に仕分け→弱点の節だけ読み直す | 問題集を1周し、間違えたテーマを4つの箱に仕分ける |
| 2週目 | 間違えた問題だけ解き直し、週末に60分60問のペースで通し演習 | 弱点の箱の節をテキストで読み直し、同じテーマの問題を解き直す |
| 3週目 | ― | 問題集を2周目。まだ間違える問題を見直しリストに移す |
| 4週目 | ― | 60分のペースで通し演習→見直しリストの最終確認と受験環境のチェック |
2週間しか取れない方は、弱点の箱が1つか2つに絞れていることが前提です。弱点が3つ以上ある場合は、4週間プランで進めるか、1回空ける判断も考えてみてください。
演習に使う教材
逆引きの起点になるのは問題集です。公式テキストと同じGUGA監修で、第4版のシラバスに対応したテキスト&問題集がこちらです。
過去問の代わりにどの教材で演習するかは生成AIパスポートに過去問はない?代わりになる公式教材・練習問題で詳しくまとめています。問題の数を増やしたい方は、あわせて確認してみてくださいね。
本番を想定した時間配分の練習
原因4に当てはまる方は、演習の段階から60分で60問を解くペースに体を慣らしておきましょう。
- 20分ごとに20問を目安に進み具合を確かめる
- 1分考えても決まらない問題は、いったん答えを選んで先へ進む
- 最後の数分を、迷った問題の見直しに残しておく
IBT方式のオンライン試験は、受ける環境も自分で用意します。本番と同じ机とパソコンで一度通し演習をしておくと、当日に焦らずに済みます。
リスク・法律の分野は言葉の正確さで差がつく
著作権・個人情報・情報漏えい・ハルシネーションといったリスクの分野は、似た名前の法令やガイドラインが選択肢に並びやすいので、言葉を正確に覚えているかで差がつきます。
テキストで読んだ用語は、名前と中身を1行ずつ書き出した自分用の用語カードにしておくと、直前の見直しにそのまま使えます。
著作権の考え方をもう少し深く知りたい方は、文化庁の「AIと著作権について」に目を通しておくと、テキストの説明がぐっと頭に入りやすくなりますよ。
試験直前の3日間でやること
直前の3日間は新しい範囲に手を広げず、見直しリストと用語カードの確認だけに絞るのがおすすめです。
- 見直しリストの問題を解き直し、まだ迷うものだけ解説を読む
- 用語カードで、法令名・ガイドライン名を声に出して確認する
- 受験するパソコン・通信・部屋の環境を、本番と同じ条件で確かめる
前回の受験で環境面のトラブルがあった方は、その対策を先に済ませておきましょう。知識は足りていても、当日の段取りで崩れるのがいちばんもったいないです。
独学での勉強の進め方をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
生成AIパスポート 勉強法|独学で合格するロードマップ完全版 10〜30時間でどう勉強すればいい?公式テキスト・問題集・AIクイズアプリを使った独学ロードマップを具体的に解説します。
会社の指示で受けて落ちたときの動き方
会社の指示で受けて落ちた場合は、結果・原因・次回の予定の3点をセットにして、早めに上司へ報告するのがおすすめです。
研修の一環として受ける方もいて、同じ部署で合格者と不合格者が分かれることもあります。気まずさから報告を後回しにすると、かえって印象が悪くなりやすいんです。報告は早いほど楽です。
報告では次回の日程を具体的に伝える
上司が知りたいのは、落ちた理由の言い訳より「次はいつ、どう準備して受けるのか」です。長い弁明は要りません。
たとえば「リスク・法律の分野で取りこぼしたので、問題集で弱点を回し直して、申込締切が9月30日の10月回で受け直します」と伝えれば、状況がひと目で伝わります。合否メールで見つけた弱点が、ここでそのまま報告の材料になりますよ。
受験料の負担は社内のルールを確認する
再受験の受験料を会社が負担するのか、自己負担になるのかは会社によって違うので、自分で決めつけずに担当部署へ確認しましょう。
会社が団体でまとめて申し込む場合は、GUGAの公式Q&Aにある団体割引(GUGA会員は20%、非会員は10名以上で10%)が使えることもあります。同じ回を受ける同僚がいるなら、まとめて申し込めないか相談してみる価値はありますよ。
同僚と一緒に受け直すなら準備を分担する
同じ回に落ちた同僚がいる場合は、弱点の箱を見せ合って、問題の出し合いをするのも1つの方法です。
人に説明できるまで理解すると、四択で迷いにくくなります。昼休みに数問ずつ出し合うだけでも、1人で黙々と進めるより続けやすいはずです。
再受験の費用負担や、結果を社内でどう扱うかは会社ごとに違います。この記事の内容は一般的な動き方の例なので、最終的には社内のルールと担当部署の案内に合わせてください。
合格した人と落ちた人の違い
合格した人と落ちた人を分けるのは、頭の良さや知識量よりも「最新の教材で、演習を中心に、数週間かけて準備したか」という進め方の差です。
下の表は、特定の個人のデータではなく、落ちる原因の章で見たパターンを合格・不合格の軸で並べ直した一般的な傾向をまとめたものになります。
| 比較項目 | 合格した人の傾向 | 不合格だった人の傾向 |
|---|---|---|
| 教材の使い方 | 最新版のテキストで全体を一通り押さえ、演習で弱点を補う | ブログやSNSの要約だけで済ませる、または分厚さに挫折して途中で止まる |
| 問題演習 | 時間を計って解き、間違えた範囲をテキストで確かめる | 「読んで理解した気」になり、演習をほとんどしないまま本番に臨む |
| シラバスの把握 | 受ける回のシラバス・テキストの版を確認してから始める | 古い版のテキストや改訂前の情報のまま勉強してしまう |
| 学習ペース | 数週間かけて、毎日少しずつ進める | 直前にまとめて詰め込もうとして、途中で息切れする |
表を見ると分かるとおり、不合格側の項目はどれも、やり方を変えれば次の回までに直せるものばかりです。どれも直せる差です。
一度受けた経験は、そのまま次の回の強みになります。試験の画面や進み方を知っているぶん、初めて受ける人より落ち着いて臨めるはずです。
他の資格と比べて難しい?G検定・ITパスポートとの比較
生成AIパスポートは、非エンジニアも含めたビジネスパーソン向けの入門資格という位置づけで、G検定やITパスポートとは問われる範囲が違います。
「入門資格なのに落ちた」と感じている方もいると思いますが、範囲が違う試験同士を単純に比べても、落ちた理由は見えてきません。そもそも範囲が違います。ここでは違いの大枠だけ整理します。
| 資格名 | 主な出題の中心 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 生成AIパスポート | 生成AIの仕組み・活用・リスク(60分60問・四肢択一式) | 生成AIを仕事で安全に使いたい人 |
| G検定(JDLA) | ディープラーニングを中心としたAIの技術・活用 | AIの技術面まで体系的に学びたい人 |
| ITパスポート | ITの基礎知識全般(国家試験) | ITの基礎を幅広く押さえたい人 |
合格率や勉強時間まで含めた難易度の比較は、生成AIパスポートの難易度と他の資格との比較で詳しく解説しています。G検定と迷っている方は、生成AIパスポートとG検定どちらを取るべき?も参考にしてください。
落ちてみて「そもそもこの資格に意味はあるのかな」と感じた方は、生成AIパスポートは意味ないのかで受ける価値がある人の条件を整理しています。
生成AIパスポートに落ちた人のよくある質問
落ちたあとによく出てくる疑問をまとめました。
落ちたら次はいつ受けられる?
GUGA公式によると試験は年5回(2・4・6・8・10月)なので、落ちた回の次の回に申し込めば、おおむね2ヶ月後に受けられます。10月回に落ちた場合だけ、次の2月回まで約4ヶ月あきます。2026年10月回の申込は2026年9月30日(水)23:59までです(GUGA公式・2026年9月26日確認)。
合格点(ボーダー)は何点?
GUGAは公式Q&Aで「合否に関する基準点や採点の詳細については開示しておりません」としています。ネットで見かける「7割」「8割」といった数字は公式の値ではないので、ボーダーを当てにせず、全分野で取りこぼしを減らす準備をしておきましょう。
合否メールで自分の点数や弱点は分かる?
GUGAの公式Q&Aによると、合否通知メールには試験ごとに全受験者の得点を集計・分析した結果が記載されます。個人別の細かい得点表というより全体の集計という書き方で、記載内容は試験ごとに変わる場合があります。メールの内容と、本番で迷った問題の記憶を突き合わせて弱点を探すのがおすすめです。
再受験の受験料はいくら?
GUGA公式の試験概要で確認できる受験料は、一般11,000円(税込)、学生5,500円(税込)です。再受験のときも、この受験料をあらためて支払って申し込みます。団体で申し込む場合は、公式Q&AによるとGUGA会員で20%、非会員は10名以上で10%の割引があります。
落ちたら会社にバレる?
会社がまとめて申し込んだ場合など、結果が社内でどう共有されるかは会社や申込方法によって違います。会社の指示で受けたなら、隠すより結果・原因・次回の予定をセットで早めに報告するほうが、次の受験の相談もしやすくなります。
テキストは買い直したほうがいい?
公式テキスト第4版は「2026年2・4・6・8・10月試験向け」なので、2026年10月回までに受け直すなら同じ版で大丈夫です。GUGAは毎年2月を基本にシラバスを改訂するとしているので、2027年2月回以降に受ける方は、最新の版を公式サイトで確かめてから買いましょう。
学生でも受験料は同じ?
学生は受験料が5,500円(税込)で、一般の11,000円(税込)の半額です(GUGA公式の試験概要による)。再受験のときも、学生であれば同じ区分で申し込めます。
合格後に資格更新は必要?
GUGA公式の試験概要によると、毎年2月を基本に年1回以上の頻度でシラバスが改訂され、改訂時には有資格者向けの「資格更新テスト」(6,600円)が実施されます。再合格したあとも、最新の知識に更新しておきたい方は受けておくと安心です。
まとめ|落ちても次の回で取り返せる
生成AIパスポートに落ちても、原因を1つに絞って、演習中心のやり方に切り替えれば、次の回で十分に取り返せます。最後にこの記事の内容を整理しておきます。
この記事のポイント
- 2026年8月回の合格率は81.21%でも、不合格者は6,178名(受験者数−合格者数で算出)
- 合格点は公式が非開示。ボーダーより「どこで取りこぼしたか」を探す
- 落ちる原因は、完読狙い・演習不足・旧版の教材・時間配分の4つに分かれやすい
- 合否メールの全受験者の得点集計と、自分の手応えを突き合わせて弱点を絞る
- 試験は年5回。2026年10月回の申込は9月30日まで、その次は2027年2月回
- 再受験の受験料は一般11,000円・学生5,500円(税込)
- 勉強は「問題→間違えた範囲だけテキストへ」の逆引きで2〜4週間
- 会社の指示で受けた方は、結果・原因・次回の予定をセットで報告する
落ちた直後は悔しさが先に立ちますが、一度受けた経験は次の回で大きな助けになります。受けた経験は武器です。まずはGUGA公式サイトで次の回の申込期間を確認して、受ける回を決めるところから始めてみてください。
資格の勉強と並行して、実務で使える生成AIのスキルも身につけたい方は、スクールで体系的に学ぶのも1つの方法です。無料相談や体験を用意しているスクールも多いので、比較記事で自分に合うところを探してみてくださいね。
再受験に向けて何で演習するかは生成AIパスポートに過去問はない?代わりになる公式教材・練習問題にまとめています。独学だけで不安なら、給付金の対象になる講座もあるのでリスキリング補助金完全ガイドで条件を確認してみてください。


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